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2004年3月25日 (木曜日)

真夜中の激痛 4

レントゲンでは見ることのできないこともMRIならば判るということで、痛み止めを10日間ほど飲み続けた後で、やっと検査の日を迎えました。

MRIとは磁気共鳴診断のことであります。(だからいったい何なんだという方は、サーチエンジンでMRIを検索すれば詳しいページはいくらでもあるので興味のある方はどうぞ。ここでは、レントゲンよりも詳しく身体の内部の映像が見れるということさえ理解してくれればいいです。)
台の上に固定され、身体だけでなく首も顔も動かないように固定されて、筒状の空間の機械の中へと入れられます。機械の音がうるさいからとヘッドホンまでつけてくれて、音楽が流れています。が、いざMRIの機械が作動を始めるとゴウンゴウンという音がうるさくて音楽なんか全然聞こえなくなります。しばらくすると機械の音がもっと早くゴッゴッゴッという音へと変わります。音がうるさいのは我慢ができますが、腕が痛くて病院に来ているのに、機械に固定されて腕の痛みはますます強くなります。

普段は腕の痛みが大きくなったときは腕を上に上げたり、水平にしたりすると痛みがやわらぐこともあるのですが、身体の横に固定された状態で時間が経っていくと、時間と共に腕はますます痛くなっていきます。しかも動かそうとしても固定されて動かない。
こ、これは拷問の一種ではなかろうかという疑問が頭をかすめますが、機械の音が止まりました。

やっと終わりのようです。
と、ヘッドホンから医者の声が聞こえてきます。
「はい、ご苦労様でした。今撮影の時に身体が動いたようなので、もう一度撮ります。今度は動かないでくださいね。」
ま、マジですか。ほんとに泣きそうになりました。
今度こそほんとに拷問のような時間が流れ、やっとMRIの撮影が終わりました。
さて、MRIの撮影画像を持って診察です。今度こそ病名が判明するようです。
「前回レントゲン写真では、骨が大きいといったのですが、その骨の下の部分がヘルニアになってますね。」
「そうですか、腰のヘルニアはよく聞きますけど、首の骨のヘルニアですか。どれくらいで治りますか。」
私は、病名が判れば病院で治してもらえると信じていたのです。医者は簡単に答えてくれました。
「手術をすれば治りますよ。でも、神経の集まっている箇所ですから手術は勧められません。」
「じゃぁ、手術以外にはどういう方法になるんでしょうか。」
「治りません。ヘルニアは一度なったら手術以外では治りませんから。」
「へっ、治らない。」その時私は、間の抜けた声を出したと思います。
「治らないって、じゃあ私はどうすれば良いんですか。」
「そうですね。とりあえず痛み止めの薬を出しますから、それを飲んでしばらく様子を見るということで。」
「痛み止めの薬って、治療はしてもらえないんでしょうか。」
「ヘルニアは一度なったら手術以外の方法では治療しようがないですから、あなたの場合、右腕がしびれて物が持てなくなるくらいまで悪化したら手術した方がいいと思いますね。」
「ということは、これから悪くなる一方で、痛みは痛み止めの薬でごまかして、腕が動かなくなったら手術ということでしょうか。」
「そうですね。まぁ、リハビリルームでホットパックと首の牽引でもしてみますか。」
「それをすれば、治るんですか。」
「治るとはいえません。根本的な解決にはなりませんが、続けていると痛みがなくなる場合もあるということです。」
「なくなる場合があるということは、なくならない場合もあるということですよね。痛みがなくなるような治療法はないんでしょうか。」
「ないです。診断書を書きますので、一月ほど横になって寢ていれば痛みがなくなる場合もありますので、そうしてみますか。」
「それも、痛みがなくなるとは限らないんですよね。」
「そうです。どうしても治したいなら手術も可能ですが、首の手術だと入院3週間自宅療養3週間ほどかかりますよ。それでもやりますか。」
病院では、痛み止めの薬をもらう以外ないということを確認した日でした。
そうそう、腕が痛いだけでなく、その日風邪もひいていたのでお医者様に質問してみました。
「先生、腕の痛みだけでなく、風邪を引いているので今は咳をする度に右腕が痛むのですが、どうしたらいいでしょうか。」
「先ほどもいったように、原因は首の部分の椎間板ヘルニアですので、咳をすれば背骨に響いて痛むのは当たり前ですね。でも悪いのは首ですから右腕の痛みは気のせいですよ。」
気のせいといわれても、痛みは消えません。にこやかに笑いながら答えた医者の頭をぶったたいてやりたいと思った私は短気ではないと思うのですが、どうでしょうか。

この記事は『檸檬  さだまさし』を聴きながら書きました。(iPod1366曲からシャッフル中)

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