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2004年7月11日 (日曜日)

突然の訃報

訃報というものは、いつも突然だ。
自分の知り合いが死んでしまったことを聞くのは苦痛だ。
死ぬ前にもう一度会いたいと思う。せめて、通夜葬式には参列してやりたかったと思う。
当日でなく、葬儀の数日後に聞いた訃報などは特にそう感じる。

が、当分の間交友の亡かった相手の訃報も、やはり衝撃的だった。

私が仕事を代わる前に、以前の仕事でお世話になった人の勤め先に顔を出す機会があったので数年ぶりに訪ねてみた。
「すいません、数年前にSさんによくお世話になっていた柊といいますが、Sさんは今日はおられるでしょうか」
名前を出したとたん、受付の人の身体が硬くなったように感じられた。
「ご存じないんでしょうか」
ご存じも何も、数年ぶりの再会だから下手をすると相手が私を覚えていないということもあるかも知れないなと思っていた。
「Sは三年ほど前に亡くなりました。」
声も出ない。まさに絶句。

Sは私よりも10歳ほど年長ではあったが、まだまだ現役ばりばりの年齢であるはずだ。
「死んだんです。」と、重ねて繰り返す受付。
「病気か何かでしょうか、それとも事故にあったとか…」
「いえ、言いにくいんですがSは自殺したんです。」

ふたたび絶句する私。

生きていると信じて疑わなかった人が、死んでいて、しかも自殺していたという二重のショック。

生きているということは、哀しみの記憶を重ねていくということでもあるのだと、帰りの車内で合掌。今年のお盆には墓参りに行こうと思っているが、はたして墓がどこにあるのかすらわからない。彼の在りし日の姿を思い浮かべて合掌するしかないのかもしれない。

この記事は『COME BACK TO MY HEART  長渕剛』を聴きながら書きました。(iPod1458曲からシャッフル中)

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