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2006年3月17日 (金曜日)

埋み火 日明恩

オンライン書店ビーケーワン:埋み火

「俺は大山雄大。職業は消防士だ。消防士は、あんたと同じ人間だ。あんたが火事で死ぬのなら、俺も火事で死ぬ」
老人世帯で連続する失火による火災。住人は、“不運な偶然が重なって”焼死。赤羽台出張所の若手消防士、大山雄大は出火原因に疑問を持ちはじめていた。……これは、放火自殺なのか……?
「何のために生きてるの? なんかね、もう、判らなくなっちゃったんだ」閉塞した世の中を雄大が救う!

連続放火事件に、老人世帯での連続失火。
ヒーローなんかじゃないけど、まっすぐに生きていける人がいるというのは呼んでいて心地良いですね。
馬鹿正直でまっすぐな雄大と、ひねくれているけど芯の通った親友。
物語も良いし、作中のあの中華料理屋に行ってみたい。
特に、檄辛中華を涙を流しながら、食べてすっきりしてみたいです。

この本この台詞
「でも、許してやる」
今回のもう一人の主人公ともいえる13歳の少年。
怒りに震えながら、相手を許せる。こんなに賢い13歳はどうなんでしょうか。
私なら、間違いなく、許せない。激情に駆られて許せないような気がします。
私には人の心を揺さぶる主人公になるには心が狭すぎるんですね。
『鎮火報』に続けて、小説の好きな人は読んでもらいたい一作ですね。でも、本当の消防士ずいぶん知ってるけど、こんな火事どうこうよりも出世に必死になっている消防士を見ているので、こういうのを読むと心が洗われます。

今日の記事は『Llamas La  Chico & The Gypsies』を聴きながら書きました(iPodで2079曲からシャッフル中)

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